【書評】堀江貴文『多動力』読んだらバランス悪くていいんだ、と腑に落ちた
- 2018.03.06
- 書籍

いまさらながら話題になっている堀江さんの『多動力』読んでみました。
多くの人がすでに読んでいてSNSでは感想の嵐なので、わざわざここに改めて書く必要はないかなと思っていたのですが、読んでて気持ちよく、せっかくなので読後感のシェアを。
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バランスなんて気にしなくていい
以前から堀江さんの著書は読もうかなと思っていたのですが、なんだかんだで初めて読んでみました。
内容
堀江貴文のビジネス書の決定版!『多動力』
Iotという言葉を最近ニュースでもよく耳にすると思う。
これは、ありとあらゆる「モノ」が
インターネットとつながっていくことを意味する。
すべての産業が「水平分業型モデル」となり、結果〝タテの壁〟が溶けていく。
この、かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」だ。
そして、「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる
「多動力」なのだ。
この『多動力』は渾身の力で書いた。
「多動力」を身につければ、仕事は楽しくなり、人生は充実すると確信しているからだ。ーAmazon内容紹介より引用ー
読んでみた率直な感想としては、この人は1ミリの隙きもなくきれいに自分の時間を生きているんだなといったところ。こういう突き抜けている人の文章は読んでて気持ちがいいです。
そんな突き抜けた時間を送るためのコツが本書には詰め込まれているんですが、個人的にビビっときたのはこちら。
「ハマる」ことも才能だ。 僕のように何百ものことにハマるためには、まず一つのことに徹底的にハマってみよう。 バランスなんて考えず、偏って、極端に。
ハマることが大事なのはわかってはいるんですが、なかなか一点突破が苦手なんです、ぼく。
ただ、いままでなんでそれが苦手だったのかよくわかっていなかったんですが、本書の言うように「バランス」を無意識のうちに気にしていたのかもしれないとハッとしました。
堀江さんによると、日本の教育システムはバランスを重視して好奇心と集中力を削ぎ落とす構造になっているそう。
思い返してみると、ぼく、見事にこのバランスを大事にするという術中にはまっていたようです。特に中学高校時代。
今でも中学の時に塾の先生に言われたのを覚えているんですが、統一テストか学校の定期テストかの結果が帰ってきたときのこと。
全教科80〜90点みたいな点数で不可はないけど特筆するようなことはない結果だったんですね。一方、数学が得意な友人は数学が100点で他教科が70〜80点ほど。
そのとき塾の先生が「彼は数学に特化したスペシャリスト型で、松原は万能型だね」といったのを思い出します。
それを言われて以来、「武器はないからバランス良く守り固めなきゃ」みたいな発想をするようになりました。ここがバランスを取り始めた原点ですね。
そんな思考に慣れるとバランスを取っていなきゃいけないと思い込むようになりますが、本書でそれが瓦解。
「バランスって考えなくていいんだ」と思えただけでだいぶ気持ちが楽になりました。守り固めるなんて考えなくても昔から言われているように、攻撃は最大の防御なのかもしれませんね。
読後にこんな気持ちが軽くなることなかったのでまだ読んでいない人はぜひ読んでみてください。ストレスフリーな日常に一歩近づけそうです。
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