JICAが2017年度年次報告書を発行。バングラデシュの事業規模はインドに続く第2位

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JICAの活動報告や事業実績が確認できる年次報告書。2017年度版が発行されました。

JICAは2017年に「すべての人々が恩恵を受ける、ダイナミックな開発」というビジョンから「信頼で世界をつなぐ」と、ビジョンを新たにしました。

その初年度、JICAはどのような取り組みをしてきたのでしょうか。

せっかくなのでバングラデシュに着目してその取組を少し見てみようと思います。

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 事業規模1500億円超え

JICAは支援地域を「東南アジア・大洋州」「東・中央アジア」「南アジア」「中南米」「アフリカ」「中東・欧州」の大きく6つに分けています。

その中でも事業規模が大きな地域は「東南アジア・大洋州」と「南アジア」の2つです。年によって差はありますが、概ねこの2地域に力を入れているのがわかります。

特に2017年度は南アジアが4754億円という規模で上記6地域の中で最大となりました。

また、その内訳として、インドが2500億円、バングラデシュが1500億円強となっています。バングラデシュは前年度が500億円ほどの規模だったので2017年度は大きく上回りました。

ODA見える化サイト」を見てみると空港の拡張と橋の建設が2017年調印の大きな事業となっているのがわかります。

他にも変電所や発電所などエネルギー需要に応えるためのプロジェクトが進んでいるようです。

北岡理事長のあいさつにもあるようにバングラデシュは2016年のテロを受けて、安全対策に注力していくという方向にありますが、このような交通やエネルギーまわりのプロジェクトが進められているのは、長期的に見たら国の発展が人々の安定や安全を生むということが読み取れるのではないでしょうか。

バングラ以外は?

またバングラデシュ以外の国にも少し目を向けてみると、ASEAN地域の港湾手続きの電子化のプロジェクトが目に留まりました。

ASEANの物流の効率化を図るためのプロジェクトですが、船に限らず途上国だと輸入にとても手間と時間がかかるのは身をもって体験したことがあるので、その効率化は非常に重要な点であると考えます。

インドネシアとバングラデシュの行政機関を訪れたことがありますが、紙の書類が文字通り山積みになっているのは当たり前であり、管理にとても労力がかかります。

そこにシステムが導入されて電子化・効率化が図られることは将来的な取引を促せるのではないかと期待しています。

このように行政期間が絡む、手続き問題などは公的機関のJICAだからこそ取り組みやすい分野なのではないかと思います。

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おわりに

年次報告書はJICAの1年間の事業が詰まった資料なので、どんな分野に注力し、どこの国でどんな事業が進められているのかなど見るだけでも興味がそそられます。

関心のある方はぜひご覧になってみてください。

[国際協力機構 年次報告書2018]