【アジアの教育現場】間違えたら減点!?インドネシアの大学入試SBMPTNとは

みなさん、こんにちは!松原(@matsubara_nobu)です。
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得点率30%で東大レベル?
インドネシアは6:3:3制と呼ばれる日本と同じ初等中等教育制度で、高3の終わりに卒業試験をしてそれに合格できたら、晴れて卒業。大学受験に挑むことができます。
大学受験はSBMPTN(エスビーエムペーテーエヌと読みます)という全大学共通のマークシートの試験で合否が決まります。国公立・私立問わずセンター利用で受験するイメージですね。
このSBMPTNがとても難関で、毎年何%でどこの大学のどこの学部に合格するかというデータが出るのですが、インドネシアの東大、インドネシア大学でも学部によりますが得点率30%ほどで合格ラインに達します。
医学部は40〜60%の間で推移するのでより難関なのがわかるでしょう。
しかし、なぜここまで低い得点率で争うのでしょうか?日本だと東大を目指すひとはセンターで9割とらないと、といった次元なので感覚がピンと来ないですよね(といいつつ東大目指してたわけではないのでいまいちわかってないです)。
この点、「正答率」ではなく「得点率」という言葉を使っているところにポイントがあります。
日本だとマークシートの試験はほぼどの問題も同じ配点がされていて、正答率≒得点率といえますが、実はインドネシアのSBMPTN問題を間違えると減点されてしまうのです。
正解すると4点加点、間違えると2点減点、未回答だと0点(だった気がします。少し記憶が曖昧)。
つまり、間違えるくらいなら解答しないほうが得点は上がるのです。自分が何ができて何ができないのか把握し、限られた時間で判断する力が試されています。
このように国が実施しているテストの特徴をみると、その国がどのような人材を求めているのか見えてきそうですね。
教育制度の比較面白いですよ。関心のある方ぜひ。
それでは本日はここらへんで。
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