来年は早稲田大学大学院、LL.M.(法学修士課程)に行くことになりました。

思えば大学5年生になって海外に飛んで来年度の進路が決まってないまま過ごしていたんですが、ありがたいことに10月末に進路が決まりまして来年からは大学院生となることになりました。
国際協力を仕事にしたいなら海外で開発系?との声が聞こえてきそうですが実は海外でもなく、なんならがっつり開発系というわけでもありません。
自分だからこそ興味の持てる分野って何かなと思ったところ、早稲田大学の法学研究科(修士課程)に行くことにしました。
今回は法律系の大学院で何をするのかさらっとお話できたらと思います。
SPONSORED LINK
そもそも「法学研究科」って?
法律系の大学院というと多くの人が想像するものは法曹を目指すための「法科大学院」もしくは「法務研究科」ではないでしょうか。
しかし、ぼくの進学先は法「学」研究科。こちらは弁護士などの実務家養成に主眼を置いたものではなくて基本的に法律の研究をするための機関になります。
その中でも、進学するところはLL.M. in Asian Economic Integration and Lawという2018年度から新設されたコースとなります(なんと日本の修士なのに1年課程!)。LL.M.とはMaster of Lawsの意味でたしかラテン語が語源となっていたかと思います。
なんでわざわざ英語で書いたん???なんて言われそうですが、これ基本的に留学生向けの英語コースなので正式名称が英語なんです(日本語で現代アジア・リーション法専攻なんていう表記も本当はありますが、あまり気に入ってないのでなかったことに笑)。
そして気になる専攻なんですが日本語では「アジアの経済統合と法」ってことになりますかね。EUのような地域経済統合のアジア版(ASEANとかAPECとかいままでにないものとか)を法律の観点から学ぶわけです(ただ個人的な軸足は国際取引法や国際経済法に置くことになるかと)。
なんでLL.M.?
そして、なんでこのLL.M.にしたかというと「ピンと来た」という感覚的なのが正直なところ。
というのも、大学では法律を勉強している一方、海外にいるときはNGOメインの国際協力という2軸を取っていたんですが、実はこれがあまりしっくり来ていなかったんです。どうも上手く整合性が取れずもやもやとしていたことがありました。
しかし、早稲田のLL.M.を見たときにこの法律と国際協力という2軸の交差点になり得ると思ったんです。
バングラで生活する中で、途上国の発展のためには結局ビジネスの促進を通した経済成長が大事だけど、かといって社会とか環境という面を考えると経済に全振りをすることはできないというジレンマを目の当たりにしました。
どうしたらいいのかという疑問を抱えていたところ、早稲田の研究所がいまちょうど持続可能社会における法と法律学の役割の研究、さらに言えば自分が今まで過ごしてきたアジアという舞台での法律の研究をしている(なんならこのLL.M.のコースもその研究の一環で設立されたと見られる)というので興味をもった次第です。
大学がこの研究に力を入れている期間も限られているのでホットな内に入れるということでありがたい限りです。
SPONSORED LINK
大学院のあとは?
ここは最近の最大の悩みですね笑
大学院で一点に標準を合わせたもののもう一度射程を広げつつ民間企業に入って途上国との関係を保つか、はたまた大学の研究がホットな内に博士まで手をつけて法律というニッチな分野を突き進むか。
法律に強みを持ちたいとなるとどうしても弁護士などによりがちです。弁護士以外で法律×開発のような分野で実務経験を積む方法をいまのところまだクリアになっていないので、それも大学院で明らかにさせる1つの課題ですね。
どなたかこの分野詳しい方いたらなにがいいのか教えてください笑
まとめ
ということで、来年の進路のお知らせでした。
いろいろ書きましたが今年度始まったばかりでまだ修了者すら出てないところなので未知数というのが正直なところです。
日本人でここで学んでいる人がどれくらいいるのかもわからないので、もし2019年度以降関心のある人がいたら参考にしてもらえればと。
来年もブログは定期的に書きたいと思っているので大学院での学びのまとめはまたのお楽しみです。
ということで、また来年は5年間通った早稲田でもう1年学生です。笑
暖かく見守っていただけると幸いです。
それでは!
-
前の記事
飽き性がブログを1年間継続できた、たった2つのポイント 2018.11.26
-
次の記事
幸せのあまったところで生きる 2018.11.27