イスラム教の代名詞ラマダン(断食)とは?

みなさんこんにちは!松原です。
突然ですが、ラマダンってご存知でしょうか?
バングラデシュで17日の夜からラマダンが始まり、せっかくの機会なのでご紹介です!
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ラマダンとは?
ラマダンとはイスラム教のしきたりのひとつでイスラム暦9月の1ヶ月の間行われる断食を指します。
断食といっても日の出から日の入りまでの日中の間の飲食が禁止されることを言います。
ですので、日の出前の早朝に朝ごはんを食べて、日の入り後には断食破りと言われる「イフタール」という食事を家族や近しい人たちと摂ります。
禁欲の期間とされるラマダンは飲食のほか日中の喫煙や性交渉もタブーとなっています。
ラマダンの意義
では、なぜラマダンは行われるのでしょうか?
ラマダンには様々な意義があるとされています。
よく言われるのが、信仰心を高めてアッラーへの感謝を示すためという目的があります。
一方で、食事を制限することで貧しい人たちの境遇を理解するよう努めるという目的もあるそう。
イスラム教では犠牲祭と呼ばれるラマダンとは別の行事でも、切り分けた動物の肉を貧しい人々に分け与える風習であったり、ザカートと呼ばれる貧しい人々のための義務的な喜捨が設けられていたりと、貧しい人々への理解や救いの手を差し伸べる習慣が多く見受けられます。
人と助け合って生きることがアッラーへの信仰を示すことになるイスラム教ではラマダンは様々な境遇の人を理解する大事な期間なのかもしれませんね。
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ラマダンの地域差
ラマダンは世界各国で行われるわけですが、そのやり方には地域差が存在します。
わかりやすいのが断食をする長さです。飲食が禁止されるのは日の出から日の入りまでなので国の緯度によって制限される時間が変わるのです。
バングラデシュでは16時間ほどの断食ですが、なんとアイスランドでは1日のうち21時間以上断食に臨まなければならないのでより強い信仰心が試されるのでしょう。
また、イフタールで食べる食事も地域差があるようで、ヨルダンがデーツの消費が増えることで有名なようですが、バングラデシュでもデーツがスーパーにこれでもかというほど陳列されていました。
ラマダンはイフタールで勢いよく食事を摂取するため、断食といえど逆に太ってしまう人も多いのだとか。
消費量が多いぶん、経済効果も絶大なようで、日の入りから本格的にオープンする飲食店は繁忙期となるようです。
いかがだったでしょうか?
単に断食を言うと味気ないですが、ラマダンにはちゃんと意味がありストーリーがあります。
その意味を理解するためにも、僕もできる限り挑戦してみようかと思います。みなさんもムスリムの友人がいたら一緒に1日だけでもやってみるなどしてみてはいかがでしょう?
それでは本日はこのへんで!
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