メディアの伝える途上国の印象とは
- 2018.08.15
- バングラデシュ

みなさんこんにちは!松原です。
先日こんなツイートをしました。
久しぶりにいわゆるバングラらしさのある写真撮った気がする pic.twitter.com/GJGCZsnmCI
— まつばらのぶひで@バングラ🇧🇩 (@matsubara_nobu) 2018年8月13日
自分で言っておいてあれですが、「バングラらしさ」ってなにかなーって思い、改めて考えてみました。
SPONSORED LINK
「アジア最貧国」のイメージ
バングラデシュと聞くと多くの人が思い浮かべるのが「アジア最貧国」というワードでしょうか。そのワードに伴って貧しい子どもや古びた建物、整備してるのかわからない道路や渋滞など連想するかもしれません。
この写真の中にそのような要素を詰め込めたのではないかと思います。(子どもは写していませんが写真を撮る直前には裸足でかつ穴の空いた服を着て赤ちゃんを抱えている小学生くらいの女の子に声かけられてました。)
ただ、今回は意識してあえてその要素を切り取ってみたのですが、半年以上バングラデシュに住んでみるとバングラらしさってそのようなマイナスイメージではなく、もっと力強さのある文脈で語られるものなのではないかと感じるようになりました。
実際、最貧国と呼ばれているバングラデシュですが世界銀行の所得別国別分類によると2015年に低所得国から低中所得国(Lower-middle income country)に格上げされています。
経済成長率も近年6%以上をキープしており、7%に届いた年もありました。
このようなレベルになると援助だけではなくビジネスを通して自立の道を歩み始めるとも言われており、支援を受けるべき国というイメージだけでは語れなくなってきます。
僕が基本的に首都に滞在しているというのが大きく影響している部分はあると思いますが、バングラデシュという言葉で僕がイメージするのってビジネスの現場の方が先に出てくるんです。
勝負している姿というか、自分で歩んでいる印象のほうが濃く写っています。
一般的にメディアで伝えられているイメージとは違った姿をみなさんにも知っていただけたらなあとおもっています。
援助を必要とする姿だけではなくて力強い一面も見せていくことで、これまでとは違う層がバングラデシュにリーチできるのではないかと思っています。
実際、バングラデシュがもうひとまわり大きくなるためにはグローバルスタンダードに耐えうるビジネス人材の育成だと思うのでそこらへんを見守れるというかパートナーとしてやっていける層と接点を持てるといいのではないかなと思っています。
どのように発展していくのか楽しみです。
それでは本日はこのへんで。
-
前の記事
途上国とブロックチェーンの親和性 2018.08.14
-
次の記事
中等教育改善のため世界銀行とバングラデシュが5億ドルの融資契約に合意 2018.08.15