人は早く「答え」を得られる道を好む

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複数人に日本語の授業を1ヶ月近く教えていると、個々人で勉強のタイプが分かれてきていることに気づきます。

大きく分けると、日本語を「使う」ことに学びの焦点を当てている人と、日本語(主に漢字)を「覚える」ことに焦点を当てている人。

そして、この分かれ道がどこにあるかというと、目的に対して苦手意識があるかどうか。

 

いま進めている日本語の授業の最終的な目的はバングラデシュ人が日本で働く道を得ることです。

一般的に日本語教育というとJLPT(日本語能力検定)の資格取得に目標設定がされていることが多いかと思います。

しかし、僕たちの取り組んでいる教育は上記の目標があるため、主にアウトプットがメインとなっています。

そして、このアウトプットというのは慣れるまでがなかなか苦しいもの。自分の伝えたい言葉を的確に伝えることができずにもどかしさを感じる人が多いかと思います。

そして、この段階で苦手意識を抱える人も多いです。ここで苦手意識を強く持ってしまった人は、踏ん張りながらも地道に目的に向かっていく人と簡単に「答え」を得られる道に進む人にわかれることが見えてきました。

 

最初の話に戻ると、このアウトプットが苦手な人のほうが漢字に力を入れている傾向が強いんです。もちろん、自分の強みを見つけて成功体験を積むという観点では漢字を覚えてテストで満点を取ることは自信につながるかもしれません。

しかし、客観的に見ていると目的からそれてきてしまっていることも事実。「答え」を得ることで自己肯定感を上げることはできますが、目的を達成できるかは別の話です。

0か100か、白か黒かで考えるのではなく、ゆっくりであっても0→100のプロセスを歩むことが大事だなあと見てて気づかせてくれます。

 

僕たちは「目的」に対して仕事を請け負っているので彼らの肯定感を保ちつつも軌道修正も図らないとなと思います。

ただ、目的が明確なぶん、修正もしやすいんですけどね。目的、大事です。コンパスになりますから。

 

まあ、こんなこと言っておいて、僕はけっこう目的ベースの思考が昔から苦手なので日本語教えながら自分でも学ばせてもらってます。人のこと客観的にみるって大切ですね。

 

それでは本日はこのへんで。